ヘアカラーリングの必須アイテム「オキシ」って?
髪について質問
先生、「オキシ」って言葉を聞いたんですけど、どういう意味ですか?
髪に関する研究家
「オキシ」は「オキシドール」を短くした言葉だね。髪の色を抜くときに使う薬だよ。
髪について質問
髪の色を抜く…?どういうことですか?
髪に関する研究家
「オキシ」には、髪の毛の色素を分解する力があるんだ。だから、髪の色を明るくしたり、染めたりする前に使うんだよ。
オキシとは。
髪を染める時に使う「オキシ」って言葉について説明します。「オキシ」は「オキシドール」を短くした言い方で、正式には「過酸化水素水」と言います。髪の色を抜く効果があって、カラーリング剤と混ぜて使います。透明な液体で、お店では「2剤」と呼ばれることが多いです。
オキシとは
– オキシとは美容院で髪の色を変える施術をする際、「オキシ」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは「オキシドール」を短くした言い方で、正式には「過酸化水素水」と呼ばれるものです。 無色透明の液体で、薬局などでも販売されています。オキシドールは、髪の毛の色素を分解する働きがあるため、髪の色を抜いて明るくする効果があります。 また、ただ髪の色を抜くだけでなく、ヘアカラー剤と混ぜることで、ヘアカラー剤に含まれる染料を発色させる力も高めます。 つまり、私たちが思い描く髪色にするためには欠かせないものなのです。薬局などで購入できる市販のヘアカラー剤には、すでにオキシドールが含まれています。しかし、美容院では、お客様一人ひとりの髪質や髪の状態、そしてなりたい髪色に合わせて、オキシドールの濃度を調整するため、より安全に、そして希望通りの髪色を実現することができるのです。
オキシの種類
ヘアカラー剤に欠かせないものといえば、オキシと呼ばれる薬剤です。オキシは、カラー剤の色を出すために必要な、いわばカラーリングの立役者といえます。しかし、一口にオキシといっても、実はいくつかの種類があり、それぞれ異なる濃度を持っていることをご存知でしょうか?
オキシの濃度は、数字が大きくなるほど高くなります。例えば、「2剤」と呼ばれるものは6%、「3剤」は9%、「4剤」は12%の濃度となっています。この数字は、そのまま脱色の強さを表しています。濃度が低いほど脱色効果は弱く、髪色を少し明るくしたい場合や、白髪を染める際に適しています。逆に、濃度が高いほど脱色効果は強くなり、暗い髪色を明るくしたい場合や、ハイトーンカラーに挑戦したい場合に使用します。
お客様の髪質や現在の髪の明るさ、そして、希望するヘアカラーの色味によって、適切な濃度のオキシを使い分けることが、美しい仕上がりを得るための重要なポイントとなります。経験豊富なヘアデザイナーにご相談いただければ、お客様一人ひとりに最適なオキシ濃度で、理想のヘアカラーを実現することができます。
オキシ濃度 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
低い(例:2剤 – 6%) | 脱色効果が弱い | – 髪色を少し明るくしたい – 白髪を染める |
高い(例:4剤 – 12%) | 脱色効果が強い | – 暗い髪色を明るくしたい – ハイトーンカラー |
オキシの役割
ヘアカラーをするとき、『オキシ』という言葉を耳にしたことはありませんか? オキシとは、正式名称を過酸化水素水といい、ヘアカラー剤と混ぜて使用します。
では、なぜヘアカラー剤にオキシを混ぜる必要があるのでしょうか?
それは、オキシが持つ髪の毛の色素を分解する力を利用するためです。
私たちの髪は、メラニン色素によって黒や茶色に見えています。オキシはこのメラニン色素を分解することで、ヘアカラー剤の色を髪に入れる役割を担っています。
さらに、オキシにはヘアカラー剤の色味を最大限に引き出す役割もあります。
オキシの力によって、鮮やかな色味や、希望通りの明るさを実現することが可能になるのです。
しかし、オキシの濃度が高すぎると髪に大きな負担をかけてしまい、パサついたり、切れ毛や枝毛の原因になる可能性があります。
そのため、美容師は、お客様の髪質や希望する髪色に合わせて、適切な濃度のオキシを選んでいます。
安心してお任せください。
オキシ使用時の注意点
– オキシ使用時の注意点オキシは、希望の髪色に染めるために欠かせないアイテムですが、強力な薬剤であるため、使用には注意が必要です。安全に美しく髪を染めるために、以下の点に注意しましょう。-# 頭皮への配慮を忘れずにオキシは、その性質上、頭皮に刺激を与える可能性があります。頭皮に傷や湿疹などがある場合は、使用を控えましょう。健康な状態の頭皮であっても、長時間放置したり、高濃度のオキシを使用したりすると、刺激を感じることがあります。使用前に頭皮の状態をよく確認し、不安な場合は、美容師に相談することをおすすめします。-# 目に入らないように注意オキシが目に入ると、強い刺激を感じたり、最悪の場合、視力に影響が出る可能性もあります。オキシを使用する際は、必ず手袋を着用し、目に入らないように注意しましょう。 万が一、目に入ってしまった場合は、こすらずにすぐに大量の水で洗い流し、速やかに医師の診断を受けてください。-# 事前のパッチテストが安心オキシは薬剤なので、人によってはアレルギー反応を起こす可能性があります。使用前に、必ずパッチテストを行い、肌への影響を確認しましょう。 パッチテストは、腕の内側など、皮膚の薄い部分に少量のオキシを塗布し、24時間から48時間様子を見ることで行います。赤みやかゆみなどの異常が出た場合は、使用を中止してください。これらの注意点を守り、安全にオキシを使用することで、希望の髪色を手に入れましょう。不安な点や疑問点は、専門知識を持った美容師に相談することをおすすめします。
注意点 | 詳細 |
---|---|
頭皮への配慮 | – オキシは頭皮に刺激を与える可能性がある。 – 頭皮に傷や湿疹などがある場合は使用を控える。 – 健康な頭皮でも、長時間放置や高濃度の使用は刺激を感じることがある。 – 使用前に頭皮の状態を確認し、不安な場合は美容師に相談する。 |
目に入らないように注意 | – オキシが目に入ると、強い刺激や視力に影響が出る可能性がある。 – 手袋を着用し、目に入らないように注意する。 – 万が一目に入った場合は、こすらずに大量の水で洗い流し、医師の診断を受ける。 |
事前のパッチテスト | – オキシはアレルギー反応を起こす可能性がある。 – 使用前にパッチテストを行い、肌への影響を確認する。 – 腕の内側などに少量を塗布し、24時間から48時間様子を見る。 – 赤みやかゆみなどの異常が出た場合は使用を中止する。 |
まとめ
今回は、ヘアカラーリングに欠かせない「オキシ」について詳しくお話しましょう。
「オキシ」は、正式には「過酸化水素水」と呼ばれる薬剤で、希望するヘアカラーを実現するために欠かせないものです。
髪の毛の色素を分解する働きがあり、この働きによって染料が髪の内部まで浸透し、色の変化が得られます。
しかし、オキシは使い方を誤ると、髪の毛にダメージを与えてしまう可能性があります。
高濃度のオキシほど脱色力が強いため、頭皮に刺激を感じたり、髪の毛が乾燥したり、切れ毛や枝毛の原因になることも考えられます。
安全にヘアカラーを楽しむためには、オキシの役割と注意点について理解しておくことが重要です。
オキシの濃度は、希望するヘアカラーの色味や明るさ、髪の毛の状態によって調整する必要があります。
例えば、暗く染める場合は低濃度のオキシを、明るく染める場合は高濃度のオキシを使用します。
また、髪の毛が傷んでいる場合は、低濃度のオキシで染めるか、美容師さんと相談の上、トリートメントと併用するなど注意が必要です。
ご自身で判断するのではなく、髪の毛の状態や、希望するヘアカラーの色味に合わせた適切な濃度のオキシを、美容師と相談しながら選ぶようにしましょう。