カットやパーマに必須！ダウンシェープで理想のヘアスタイルへ

カットやパーマに必須！ダウンシェープで理想のヘアスタイルへ

ダウンシェープとは？

– ダウンシェープとは？

美容室で席に座ると、美容師さんがまず最初にする髪をとかす作業。
実はこれ、ただ髪のもつれを解しているだけではないんです。お客様一人ひとりの髪質やクセを見極め、スムーズに施術を行うための大切な準備段階である「ダウンシェープ」と呼ばれるテクニックなんです。

ダウンシェープとは、櫛やブラシを使って、頭皮に対して90度よりも低い角度で、毛流れに沿って上から下へとかすテクニックのこと。
まるで髪を優しく寝かせるように、丁寧に梳かしていきます。
この時、髪を下に落とすようにシェープすることから「ダウンシェープ」と呼ばれるようになりました。

ダウンシェープを行うことで、毛流れが整い、髪全体の量感やクセが分かりやすくなるため、美容師は正確にカットやパーマなどの施術を行うことができます。
また、お客様にとっても、髪への負担を軽減できるというメリットがあります。

美容室に行った際には、最初のダウンシェープにもぜひ注目してみてくださいね。

ダウンシェープとアップシェープの違い

髪型を思い通りに作る上で、ブローのテクニックは欠かせません。ブローには様々な方法がありますが、中でも「ダウンシェープ」と「アップシェープ」は、仕上がりの印象を大きく左右する重要なテクニックです。

ダウンシェープは、髪の毛流れに沿って上から下に向かってドライヤーの風を当てることで、髪を落ち着かせ、まとまりを出す効果があります。くせ毛で広がりやすい方や、ストレートヘアにしたい方に最適な方法です。一方、アップシェープはダウンシェープとは逆に、髪の根元から毛先に向かって、髪を90度以上に持ち上げながら風を当てていきます。この方法によって、根元からふんわりと立ち上がり、ボリュームのあるスタイルを作ることができます。ペタッとなりやすい髪質の方や、短い髪を立たせてスタイリングしたい場合に有効です。

このように、ダウンシェープとアップシェープは、仕上がりのボリュームや毛流れを大きく左右します。どちらが良い悪いではなく、なりたいヘアスタイルや髪質に合わせて使い分けることが、理想の髪型への近道と言えるでしょう。

丸みのあるスタイリングにはCシェープ

髪を内巻きや外巻きにする一般的なスタイリング方法に加えて、「Cシェープ」というテクニックがあります。このテクニックは、ブラシを使って髪にゆるやかな丸みを帯びた形を作るスタイリング方法です。まるでアルファベットの「C」のような形に髪を動かしていくことから、その名前が付けられました。

Cシェープは、ブラシの使い方次第で、毛先を自然に内側に向けたり、ふんわりとしたカールを作ったりすることができます。ストレートヘアに動きを出したい時や、パーマをかけずに柔らかなウェーブスタイルを楽しみたい時に最適なテクニックと言えるでしょう。

Cシェープによって作られる、大きくゆったりとした曲線は、女性らしい優しさや上品さを演出します。そのため、フェミニンな雰囲気のヘアスタイルに特に相性が良いでしょう。また、顔周りにCシェープを取り入れることで、顔のラインをカバーし、小顔効果も期待できます。

ダウンシェープの注意点

– ダウンシェープの注意点ダウンシェープは、カットだけでボリュームを抑え、まとまりの良いヘアスタイルを作るテクニックです。しかし、ダウンシェープをする際に、特に注意が必要なのが耳上の髪です。耳上の髪は、乾かすと自然と立ち上がりやすい性質を持っています。そのため、ダウンシェープで必要以上に髪を引っ張ってしまうと、不自然な仕上がりになってしまうことがあります。耳上の髪をダウンシェープする際は、力を入れ過ぎず、優しくとかすように気をつけましょう。毛流れに逆らうように引っ張るのではなく、毛流れに沿って軽く滑らせるイメージです。また、髪質や毛量によって、適切なダウンシェープの強さは異なります。硬い髪質の方や毛量が多い方は、少し強めにダウンシェープする必要がありますが、柔らかい髪質の方や毛量が少ない方は、軽くダウンシェープするだけで十分な場合があります。お客様一人ひとりの髪質を見極め、適切な強さでダウンシェープを行うことが、自然で美しいヘアスタイルを作る上で重要です。

ダウンシェープで思い通りのヘアスタイルを

– ダウンシェープで思い通りのヘアスタイルをダウンシェープとは、カットやパーマをする前の段階で行う、ベースとなる形を作る作業のことです。例えるなら、家を建てる前の土台作り、洋服を作る前の型紙作りと言えるでしょう。カットやパーマの仕上がりのイメージを左右する重要な土台作りと言えるため、美容師はこのダウンシェープに多くの時間をかけています。ダウンシェープの最大のメリットは、カットする前の髪の状態と、カット後のスタイリングに大きな差が出にくいという点です。そのため、毎朝のスタイリングが楽になるだけでなく、初心者の方でも扱いやすいヘアスタイルを作ることができます。しかし、どんな髪型にも同じダウンシェープが適切なわけではありません。髪質や毛量、なりたいヘアスタイルによって、適切なダウンシェープの方法は異なります。例えば、くせ毛の方は、くせ毛を生かしたダウンシェープをすることで、自然な動きのあるヘアスタイルを作ることができます。また、髪の量が多い方は、量を減らすダウンシェープをすることで、軽やかな印象のヘアスタイルを作ることができます。このように、ダウンシェープは、一人ひとりの髪質やなりたいイメージに合わせて行う必要がある、非常に専門的な技術です。セルフカットなどで不安な場合は、無理せずプロの美容師に相談することをおすすめします。美容師に自分の髪質や希望のヘアスタイルを伝え、最適なダウンシェープを施してもらいましょう。