カットコームを使いこなそう
髪について質問
カットコームって、どんなくしなんですか?
髪に関する研究家
カットコームは、髪の毛を切るときに使う、美容師さんにとって基本的な道具なんだよ。薄くて持ち手がなく、まっすぐな形をしているのが特徴だね。
髪について質問
ふつうのくしと、どう違うんですか?
髪に関する研究家
カットコームは、髪の毛や汚れが溜まりにくく、丈夫にできているんだ。美容師さんは、髪の毛の長さや量、くせの有無に合わせて、歯の幅の違うカットコームを使い分けるんだよ。
カットコームとは。
髪を切る時に使うくしのことを「カットコーム」と言います。髪をとかしたり、切る部分を分けたりするときに使う、一番基本となるくしです。薄くて持ち手がなく、まっすぐな形で、歯もまっすぐに並んでいます。歯と歯の間隔には色々な種類があり、大きく分けると広いものと狭いものの二つがあります。間隔が広いものは、髪に負担をかけずにとかせるので、くせ毛の人やヘアスタイルを作るのに向いています。反対に、間隔が狭いものは、髪に負担がかかりやすいので、まっすぐな髪や髪の量が少ない人を切るのに向いています。どのカットコームを使うかによって仕上がりが変わるので、髪質に合わせて使い分けている人もいます。美容師さんの中には、自分の手の大きさや指の長さに合わせたり、重さなどを変えたりして、自分だけのオリジナルのカットコームを作ってもらう人もいるそうです。他のくしと比べると、カットコームは壊れにくく、ほこりや髪の毛が溜まりにくい形になっています。ただし、掃除をしないと汚れが溜まってしまい、髪にも良くないので、こまめに掃除をすることが大切です。材質はプラスチックや木製のものが多く、表面が滑らかで頭皮に当たっても痛くないように、質の良い素材で作られています。長さは平均して約17センチほどですが、長いものでは約30センチのものもあり、用途に合わせて使い分けることができます。
カットコームとは
– カットコームとは
カットコームとは、その名の通り髪をカットするときに使うコームのことです。美容師がお客様の髪を美しく整えるためには、なくてはならない大切な道具のひとつです。
カットコームは、一見すると普段使いのコームとよく似ています。しかし、髪を梳かしたり、カットの際にブロッキングを取ったりと、様々な用途で使われることを考えると、使いやすさを追求して作られていることが分かります。
例えば、カットコームは薄くて持ち手がありません。これは、カットの際に邪魔にならず、繊細な動きを可能にするためです。また、一直線な形をしているため、髪の毛を正確に掴むことができます。さらに、歯もまっすぐに並んでいるため、髪の毛をスムーズに梳かすことができます。
カットコームは、美容師にとってまさに“手に馴染む”相棒のような存在と言えるでしょう。
特徴 | 用途・効果 |
---|---|
薄い、持ち手がない | カットの際に邪魔にならず、繊細な動きが可能 |
一直線な形 | 髪の毛を正確に掴む |
歯がまっすぐ並んでいる | 髪の毛をスムーズに梳かす |
カットコームの種類
– カットコームの種類カットコームは髪の長さを揃えたり、量を減らしたりと、ヘアカットに欠かせない道具ですが、一口にカットコームと言っても、実は様々な種類があります。大きく分けると、歯と歯の間隔の広さ、つまり歯の幅の違いで「粗歯(そし)」と「密歯(みっし)」の二つに分類されます。「粗歯」は、その名の通り歯の幅が広いコームです。髪の毛が通りやすく、毛束を梳かす際に髪の毛にテンションがかかりにくいのが特徴です。そのため、くせ毛の方やパーマヘアの方など、髪の毛に動きを出したい場合に適しています。また、髪の毛の量が多い場合に、毛量を調整するのにも役立ちます。一方、「密歯」は、歯の幅が狭いコームです。髪の毛が通りにくく、毛束を梳かす際に髪の毛にテンションがかかりやすいのが特徴です。髪の毛をしっかりとホールドすることができるので、ストレートヘアの方やボブなど、毛先までまっすぐにカットしたい場合に適しています。また、髪の毛の量が少ない場合や、短い髪の毛をカットする場合にも、細かい調整が効くので便利です。このように、カットコームは種類によってそれぞれ特徴があります。ご自身の髪質や、なりたいヘアスタイルに合わせて、適切なコームを選ぶことが大切です。
項目 | 粗歯 | 密歯 |
---|---|---|
歯の幅 | 広い | 狭い |
特徴 | – 髪の毛が通りやすい – 毛束を梳かす際に髪の毛にテンションがかかりにくい |
– 髪の毛が通りにくい – 毛束を梳かす際に髪の毛にテンションがかかりやすい |
用途 | – くせ毛の方やパーマヘアの方など、髪の毛に動きを出したい場合 – 髪の毛の量が多い場合に、毛量を調整する場合 |
– ストレートヘアの方やボブなど、毛先までまっすぐにカットしたい場合 – 髪の毛の量が少ない場合や、短い髪の毛をカットする場合 |
仕上がりの違い
美容師が使うカットコームには、歯の幅が異なる様々な種類があります。この歯の幅の違いが、カットの仕上がりに大きな影響を与えるため、美容師は、お客様一人ひとりの髪質やなりたいイメージに合わせて、最適なカットコームを選び、使い分けています。例えば、硬い髪質の方の場合、粗歯のコームを使うことで、髪の毛をすく量を調整しやすくなるため、重さを残しつつも軽やかな印象に仕上げることができます。また、柔らかな質感に見せる効果も期待できます。一方、柔らかい髪質の方の場合は、密歯のコームを使うことで、毛先までしっかりと捉えながらカットできるため、まとまりのあるスタイルを作りやすくなります。さらに、カットの際に髪が逃げにくくなるため、より正確なカットが可能になり、仕上がりの美しさが高まります。このように、同じカットコームでも、歯の幅が異なるだけで、仕上がりの印象を大きく変えることができます。お客様の髪質やなりたいイメージを理解し、最適なカットコームを選ぶことは、美容師にとって非常に重要な技術と言えるでしょう。
歯の幅 | 対象となる髪質 | メリット | 仕上がりイメージ |
---|---|---|---|
粗歯 | 硬い髪質 | – 髪の毛をすく量を調整しやすい – 重さを残しつつも軽やかな印象に仕上げる |
– 柔らかい質感 |
密歯 | 柔らかい髪質 | – 毛先までしっかりと捉えながらカットできる – カットの際に髪が逃げにくい – より正確なカットが可能になる |
– まとまりのあるスタイル – 仕上がりの美しさが高まる |
素材と形状
カットコームの素材には、主にプラスチックと木が使われています。
髪や頭皮への負担を軽減するため、どちらの素材も滑らかで優しい肌触りになるように加工されています。
カットコームは、他の種類のコームと比べて耐久性に優れているという特徴があります。
これは、埃や髪の毛が溜まりにくい形状になっているためで、長期間の使用にも耐えることができます。
カットコームの長さは、平均的な約17センチのものから、長いものでは約30センチのものまであります。
用途に合わせて使い分けることで、より快適なヘアカットを実現することができます。
項目 | 詳細 |
---|---|
素材 | – プラスチック – 木 ※どちらも滑らかで優しい肌触り |
特徴 | – 耐久性に優れている ※埃や髪の毛が溜まりにくい形状 |
長さ | – 平均: 約17cm – 長いもの: 約30cm |
プロのこだわり
美容師にとって、カットコームは毎日欠かさず使う大切な道具です。お客様の髪を美しく整えるために、カットコームはまさに美容師の右腕とも言えるでしょう。そのため、多くの美容師はカットコーム選びに強いこだわりを持っています。
カットコームは、ただ髪を梳かすための道具ではありません。美容師は、カットコームを巧みに操り、髪の毛の長さを揃えたり、毛量を調整したり、繊細なデザインを施したりします。そのため、カットコームの形状や重さは、仕上がりに大きく影響を与えるのです。
市販のカットコームも数多くありますが、プロの美容師の中には、使い心地を追求して、オーダーメイドでカットコームを作る人もいます。自分の手の大きさや指の長さに合わせて、持ち手の形や大きさを調整したり、コームの素材や厚みを変えることで、重心を微調整したりします。
このようにして作られた、世界に一つだけのオリジナルカットコームは、美容師にとって最高の仕事道具となり、お客様に最高の仕上がりを提供することに繋がるのです。
お手入れ方法
– お手入れ方法
カットコームは、毎日使う大切な道具です。丈夫に作られていますが、使い続けるうちに、目に見えない汚れが少しずつ溜まっていきます。
汚れが付いたまま使い続けると、せっかく綺麗に洗った髪に汚れが付いたり、頭皮に良くない影響があるかもしれません。 また、切れ味が悪くなる原因にもなります。
カットコームを長く、気持ちよく使うために、定期的なお手入れを心がけましょう。
お手入れ方法は、とても簡単です。
1. 洗面器などにぬるま湯を張り、中性洗剤を薄めます。
2. カットコームをその中に浸け、柔らかい布や歯ブラシなどで優しく洗います。
3. 流水でしっかりと洗剤を洗い流します。
4. 清潔なタオルなどで水気を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させます。
洗った後は、完全に乾くまで使い始めるのは避けましょう。湿った状態だと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
正しいお手入れ方法で、カットコームを清潔に保ち、快適なヘアカットを実現しましょう。