
アルカリカラーで叶える髪色変化の仕組み
- アルカリカラーとは?
髪の色を変える時によく耳にする「アルカリカラー」。一体どんなものかご存知ですか?
アルカリカラーとは、簡単に言うと、アルカリ剤を含んだカラー剤のことです。
普段美容室で見かけるカラー剤は、1剤と2剤に分かれていますよね。 このうち1剤にアルカリ剤、2剤に過酸化水素水が入っています。
この2つを混ぜ合わせることで化学反応を起こし、髪の色を変える力が生まれます。
アルカリ剤には、髪の表面を覆っているキューティクルを開く働きがあります。
キューティクルが開くことで、2剤の過酸化水素水が髪の内部まで浸透しやすくなるのです。
そして、過酸化水素水は、髪のメラニン色素を分解する働きがあります。
メラニン色素が分解されると、髪の色が明るくなり、そこに新たにカラー剤の色素が入ることで、希望する髪色に染めることができるのです。
このように、アルカリ剤と過酸化水素水は、髪を染める上で非常に重要な役割を果たしています。