パーマの仕上がりを左右する「ステム」って?
髪について質問
先生、「ステム」って髪に関する言葉でいろんな意味があるみたいなんですけど、違いがよく分かりません。教えてください!
髪に関する研究家
そうだね。「ステム」はパーマ液を塗っていない部分や、毛束の角度など、いくつかの意味で使われることがあるね。混乱しやすいのも無理はないよ。例えば、パーマ液を塗っていない部分は「ステム」と呼ばれるけど、毛束の角度の場合は「アップステム」や「ダウンステム」のように別の言葉と組み合わせて使うことが多いかな。
髪について質問
なるほど!じゃあ、毛束の角度によって「アップステム」や「ダウンステム」って呼び方が変わるんですね。それぞれどんな違いがあるんですか?
髪に関する研究家
いい質問だね!「アップステム」は毛束を頭皮に対して90度以上に引き上げて巻く方法で、根元にボリュームを出したい時に有効だよ。逆に「ダウンステム」は90度以下で、ボリュームを抑えたい時に使われるんだ。髪質や仕上がりのイメージによって使い分けることで、理想のヘアスタイルに近づけることができるんだよ。
ステムとは。
美容師さんが使う専門用語で「ステム」という言葉があります。これは、パーマをかける時に、髪の根元からパーマを巻く棒までの、何も巻かれていない部分を指します。
また、パーマをかける時に、髪の毛を少量ずつ束ねて、その束をどの角度で引っ張りながら巻くかということも「ステム」と呼びます。実は、こちらの意味で使われることの方が多い言葉です。
髪の束の角度によって、さらに「アップステム」「ダウンステム」「ノーマルステム」の3つに分けられます。
「アップステム」は、頭皮に対して髪の束を90度以上に持ち上げて巻く方法です。髪の根元が立ち上がりやすくなるので、髪にボリュームが欲しい人におすすめです。
「ダウンステム」は、逆に頭皮に対して髪の束を90度以下に下げて巻く方法です。ボリュームを抑えたい人におすすめです。
「ノーマルステム」は、頭皮に対して髪の束を90度、つまり直角に引っ張り出して巻く方法です。
昔はパーマといえば、髪全体を大きく見せるためにかける人がほとんどでした。そのため、アップステムで全体を巻く方法が主流でした。
しかし、最近は様々な髪型が楽しまれるようになり、アップステムとダウンステムを組み合わせたり、美容師とお客さんが一緒に相談しながら、スタイルを決めることが多くなりました。
自分のなりたい髪型になるために、美容院では、しっかり相談するようにしましょう。
髪型の印象を決める重要な要素
美容院で新しい髪型に挑戦する際、パーマをかける方は多いのではないでしょうか。パーマは、髪の毛にウェーブやカールなどの動きをつけることで、髪型にボリュームや変化を加えることができます。しかし、パーマをかける際に、美容師さんから「ステム」という言葉を聞いて、戸惑った経験はありませんか?実は、このステムは、パーマの仕上がりに大きく影響する重要な要素なのです。
ステムとは、日本語で「毛幹」と呼ばれる、髪の根元からパーマをかけずに残す部分の長さのことを指します。イメージとしては、植物の茎のようなものです。このステムの長さによって、パーマのかかり具合や、仕上がりの印象が大きく変わってきます。
例えば、ステムが短い場合は、根元からしっかりとパーマがかかるため、ボリュームが出やすく、華やかな印象になります。逆に、ステムが長い場合は、根元は自然なストレートの状態が保たれ、毛先にいくにつれて緩やかにパーマがかかるため、ナチュラルで落ち着いた印象になります。
このように、ステムの長さ一つで、パーマの仕上がりが大きく変わるため、自分のなりたいイメージや髪質に合ったステムの長さを選ぶことが大切です。そのためにも、美容師さんとしっかりと相談しながら、施術を進めていきましょう。
項目 | 説明 |
---|---|
ステム(毛幹) | 髪の根元からパーマをかけずに残す部分の長さ |
ステムが短い場合 |
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ステムが長い場合 |
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ステムとは?
– ステムとは?髪に動きや立体感を出すパーマをかけるとき、薬剤や熱の力を借りて、まっすぐな髪をロッドで曲線状にしますね。このとき、根元からロッドを巻き始めずに、少し間隔を空けることがあります。この、根元からロッドを巻き始めるまでの、何も巻かれていない部分のことを「ステム」と呼びます。ステムの長さによって、仕上がりの印象は大きく変わります。たとえば、根元に近い位置からロッドを巻く、つまりステムを短くすると、パーマはより強くかかり、ボリュームが出ます。一方、ステムを長くすると、根元は自然な立ち上がりになり、毛先にかけてゆるやかにカールする、ふんわりとした印象になります。美容師の間では、ステムという言葉は、パーマやカラーリングを行う際に、頭皮から引き出す毛束やその角度を指す場合にも使われます。毛束をどの角度で、どのくらいの量を引き出すかによって、薬剤の塗布量や熱の伝わり方が変わり、仕上がりに影響を与えるため、このステムの調整は、美容師にとって、技術の見せ所と言えるでしょう。
ステムの長さ | 仕上がりの印象 |
---|---|
短い(根元から巻く) | ・パーマが強くかかる ・ボリュームが出る |
長い(根元を空けて巻く) | ・根元は自然な立ち上がり ・毛先にかけてゆるやかにカール ・ふんわりとした印象 |
アップステムとダウンステム
ヘアスタイルにおいて、毛束をどのように持ち上げて巻くかは仕上がりの印象を大きく左右します。この持ち上げ方を「ステム」と呼びますが、大きく分けて「アップステム」と「ダウンステム」の二つがあります。
アップステムは、毛束を頭皮に対して90度以上に引き上げてから巻く方法です。毛束を根元から立ち上げるように巻くため、ふんわりとしたボリュームのあるスタイルに仕上がります。そのため、トップにボリュームが欲しい、髪がペタッとしやすい、といった悩みを持つ方におすすめです。
一方、ダウンステムは、毛束を頭皮に対して90度以下に引き下げて巻く方法です。毛流れに沿って自然に巻くため、ボリュームを抑えつつ、柔らかなカールを作ることができます。ふんわりとしたスタイルよりも、落ち着いた雰囲気に仕上げたい方や、自然な動きを出したい方におすすめです。
なお、アップステムとダウンステムの中間として、頭皮に対して直角に毛束を引き出して巻く「ノーマルステム」と呼ばれる方法もあります。
このように、ステムを使い分けることで、同じカールでも異なる印象のヘアスタイルを楽しむことができます。なりたいイメージや髪質に合わせて、最適なステムを選んでみてください。
ステムの種類 | 角度 | 説明 | おすすめの人 |
---|---|---|---|
アップステム | 90度以上 | 毛束を頭皮に対して90度以上に引き上げてから巻く。根元から立ち上げるように巻くため、ふんわりとしたボリュームのあるスタイルに仕上がる。 | ・トップにボリュームが欲しい人 ・髪がペタッとしやすい人 |
ダウンステム | 90度以下 | 毛束を頭皮に対して90度以下に引き下げて巻く。毛流れに沿って自然に巻くため、ボリュームを抑えつつ、柔らかなカールを作ることができる。 | ・落ち着いた雰囲気に仕上げたい人 ・自然な動きを出したい人 |
ノーマルステム | 90度 | 頭皮に対して直角に毛束を引き出して巻く。 | – |
ステムを使いこなして思い通りのスタイルに
かつては、髪にふんわりとしたボリュームを出すために、パーマをかける方が多くいらっしゃいました。その頃は、髪全体を根元から巻き上げるアップステムと呼ばれる方法が主流でした。
しかし、時代の変化とともに、お客様の髪型に対する要望も多岐にわたるようになりました。そのため、最近では、アップステムとダウンステムを組み合わせるなど、より一人ひとりの髪質や骨格に合わせた、繊細で個性的なスタイル作りが主流となっています。
アップステムは、根元から髪を立ち上げるように巻くことで、ふんわりとしたボリュームと華やかな印象を与えます。一方、ダウンステムは、毛先に向かって髪を巻き下ろすことで、落ち着いた上品な雰囲気を演出します。
お客様一人ひとりの髪質、骨格、そしてなりたいイメージに合わせて、アップステムとダウンステムを巧みに使い分けることで、お客様の理想のヘアスタイルを叶えるお手伝いをさせていただきます。
項目 | アップステム | ダウンステム |
---|---|---|
巻き方 | 根元から髪を立ち上げるように巻く | 毛先に向かって髪を巻き下ろす |
印象 | ふんわりとしたボリュームと華やかな印象 | 落ち着いた上品な雰囲気 |
その他 | かつては主流のパーマ方法だった | – |
美容師とのカウンセリングが重要に
近年、ヘアスタイルの流行はめまぐるしく変化し、多くの人が雑誌やインターネットで最新のスタイルをチェックするようになりました。しかし、本当に自分に似合うヘアスタイルを見つけるためには、流行を追いかけるだけでなく、自分の髪質や骨格、そしてなりたいイメージに合ったスタイルを選ぶことが何よりも大切です。
そのためには、美容師とのカウンセリングが非常に重要になります。美容師は、お客様の髪質や骨格、そして普段のお手入れ方法などを細かく確認し、お客様の希望をじっくりと聞き取ります。その上で、プロの視点から、お客様一人ひとりに最適なヘアスタイルを提案します。
例えば、アップステムとダウンステムというカット技法があります。アップステムは、毛束を持ち上げてカットするため、軽やかで動きのあるスタイルに仕上がります。一方、ダウンステムは、毛束を下に向けてカットするため、重みのある落ち着いたスタイルに仕上がります。どちらの技法が適しているかは、お客様の髪質や骨格、そしてなりたいイメージによって異なるため、美容師とじっくりと話し合い、納得のいくまで相談することが大切です。
お客様も、自分の希望を伝えるだけでなく、日頃感じている髪の悩みや、スタイリングにかける時間など、些細なことでも積極的に伝えるようにしましょう。美容師とのコミュニケーションを密にすることで、より満足度の高いヘアスタイルを実現できるでしょう。
まとめ
パーマをかける際に重要な要素であるステム。今回は、ステムに関する重要なポイントをまとめました。
ステムとは、パーマをかけるときに、ロッドに髪の毛を巻きつける際に根本からどれくらいの長さの毛を真っ直ぐに保つかを示すものです。 このステムの長さによって、パーマの仕上がりは大きく変わってきます。
例えば、ステムを長く設定すると、根本は自然なストレートの状態を保ちつつ、毛先に向かって緩やかにウェーブがかかったスタイルになります。一方、ステムを短く設定すると、根本からしっかりとウェーブが出て、より華やかでボリュームのあるスタイルになります。
このように、ステムの長さ一つで、同じパーマでも全く異なる印象を与えることができます。そのため、パーマをかける際には、自分のなりたいイメージをしっかりと美容師に伝え、自分に合ったステムの長さを決めることが重要です。
今回の内容を参考に、美容師とのカウンセリングを有効活用して、理想のヘアスタイルを手に入れましょう。
ステムの長さ | 仕上がりのイメージ |
---|---|
長い | ・根本は自然なストレート ・毛先に向かって緩やかにウェーブ ・ナチュラルなスタイル |
短い | ・根本からしっかりウェーブ ・華やかでボリュームのあるスタイル |