オーバーダイレクション

カット手法

オーバーダイレクションで作る、自然な髪の動き

- オーバーダイレクションとは? 髪を切る際、毛束を真直ぐ上に持ち上げてカットすると思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、毛束の持ち上げ方一つで仕上がりの印象は大きく変わります。美容師が使うカット技法の一つに「オーバーダイレクション」というものがあります。 オーバーダイレクションとは、カットする毛束を根元から垂直に引き出すのではなく、少し前や後ろに引っ張りながらカットするテクニックのことです。毛束を傾けることで、毛先にいくにつれて自然な段差が生まれ、柔らかな印象に仕上がります。逆に、毛束を垂直に持ち上げてカットすると、毛先は blunt な仕上がりになり、重さを残したスタイルになります。 オーバーダイレクションは、美容師の間では基礎的なテクニックの一つですが、この角度の調整次第で、仕上がりのボリュームや毛先の動きをコントロールすることができるため、高度な技術が必要とされます。美容師に希望のヘアスタイルを伝える際には、仕上がりのイメージだけでなく、このような専門用語を交えて伝えることで、より自分のイメージに近いヘアスタイルになるかもしれません。