テクニック

ヘアセット

逆毛で叶える!華やかヘアアレンジ

- 逆毛のやり方とは? 逆毛とは、髪の毛をふんわりとボリュームアップさせるためのヘアアレンジテクニックのひとつです。くしを使って、毛の流れに逆らうようにとかすことで、毛を立たせていきます。 具体的には、毛先の方から根元に向かって、くしを細かく動かしながら梳かしていきます。この時、毛束を少しずつ取って梳かしていくのがポイントです。一度にたくさんの毛を梳かそうとすると、毛が絡まってしまい、逆毛がうまくできません。また、頭皮を傷つけないように、優しく梳かすように心がけましょう。 逆毛を作ることで、根元に空間が生まれ、自然なボリュームを出すことができます。このボリューム感は、普段のヘアスタイルではなかなか出せない、華やかな印象を与えてくれます。 逆毛は、アップスタイルやハーフアップなど、様々なヘアアレンジに応用することができます。特に、髪がペタンとしがちな方や、ヘアアレンジを長時間キープしたい方におすすめです。逆毛を入れることで、ヘアスタイルに立体感が出て、崩れにくくなります。
カット手法

ヘアデザインの基礎!セクションを理解しよう

皆さんは「セクション」という言葉を聞いたことがありますか? 美容室で私たちはよくこの言葉を使いますが、お客様にとってはあまり馴染みがないかもしれませんね。 セクションとは、髪を施術する際に頭部を分割する範囲のことを指します。 例えば、建物を建てる際に、設計図に基づいて土台や柱、壁などのパーツに分けて作業を進めていくように、私たち美容師は、頭部をいくつかのセクションに分割し、それぞれの毛束を丁寧に施術していきます。 では、なぜセクション分けが重要なのでしょうか?それは、セクションがヘアスタイルの設計図となるからです。 セクションを適切に分けることで、カットやカラー、パーマなどの施術を正確に行い、お客様一人ひとりの骨格や髪質に合わせた、より美しく、再現性の高いヘアスタイルを創り出すことができるのです。 例えば、ショートヘアに丸みを出したい場合は、後頭部のセクションを小さく細かくすることで、ふんわりとしたボリュームを出しやすくします。逆に、トップにボリュームを出したくない場合は、その部分を大きめにセクションを取って、ペタッとしすぎないように調整します。このように、セクションの取り方一つで、仕上がりのイメージは大きく変わってくるのです。 私たち美容師は、お客様の髪質や骨格、そしてご希望のヘアスタイルを考慮しながら、最適なセクションを設定し、施術を行っています。
カット手法

オーバーダイレクションで作る、自然な髪の動き

- オーバーダイレクションとは? 髪を切る際、毛束を真直ぐ上に持ち上げてカットすると思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、毛束の持ち上げ方一つで仕上がりの印象は大きく変わります。美容師が使うカット技法の一つに「オーバーダイレクション」というものがあります。 オーバーダイレクションとは、カットする毛束を根元から垂直に引き出すのではなく、少し前や後ろに引っ張りながらカットするテクニックのことです。毛束を傾けることで、毛先にいくにつれて自然な段差が生まれ、柔らかな印象に仕上がります。逆に、毛束を垂直に持ち上げてカットすると、毛先は blunt な仕上がりになり、重さを残したスタイルになります。 オーバーダイレクションは、美容師の間では基礎的なテクニックの一つですが、この角度の調整次第で、仕上がりのボリュームや毛先の動きをコントロールすることができるため、高度な技術が必要とされます。美容師に希望のヘアスタイルを伝える際には、仕上がりのイメージだけでなく、このような専門用語を交えて伝えることで、より自分のイメージに近いヘアスタイルになるかもしれません。
名称

ヘアスタイルにおける『リバース』の解釈

美容院に行った時、「リバース巻きで」や「リバースアップにしてください」といった会話を見聞きしたことはありませんか? 普段、私たちが何気なく使っている「リバース」という言葉ですが、ヘアスタイルの世界では特別な意味を持ちます。なんとなくのイメージで使っている方も多いのではないでしょうか? 実は、「リバース」を理解することで、なりたいヘアスタイルをより明確に美容師さんに伝えることができます。そして、それはきっと、より満足のいく仕上がりへと繋がるはずです。 今回は、ヘアスタイルにおける「リバース」について、その意味や使い方を分かりやすく解説していきます。
ヘアスタイル

ヘアスタイルの決め手! テンションを制する者は髪を制す

「テンションかけて引っ張りますね」 美容院でこんな言葉を耳にしたことはありませんか? 美容師がよく使う「テンション」という言葉ですが、実は仕上がりのスタイルを大きく左右する重要な要素です。 今回は、普段あまり意識することのない「テンション」について詳しく解説していきます! 美容師が使う「テンション」とは、髪を引っ張る強さのことを指します。 カットやブロー、ストレートパーマなど、あらゆる施術において重要な役割を担っています。 例えば、髪を強く引っ張ってカットすると、髪が短く感じたり、仕上がりが軽くなったりします。 逆に、弱く引っ張ってカットすると、長さを残せたり、重さを残した仕上がりになったりします。 ブローやストレートパーマでは、テンションのかけ方によって、仕上がりのボリュームやカールの強さが変わってきます。 強く引っ張ると、ボリュームを抑えたストレートヘアに、弱く引っ張ると、ふんわりとしたカールヘアに仕上がります。 このように、テンションは仕上がりのイメージを大きく左右する要素の一つです。 なりたい髪型を伝える際には、「軽くしたい」「ふんわりとさせたい」など、具体的なイメージを伝えるようにしましょう。 美容師は、髪の状態やなりたいイメージに合わせて、適切なテンションで施術を行います。 しかし、自分の髪質や普段のスタイリング方法を理解しておくことで、より満足のいく仕上がりを得られるはずです。
ヘアカラーの技法

ホイルワークで叶える、立体感と透明感

- ホイルワークで叶える、個性輝くヘアカラー ホイルワークとは、アルミホイルを使って染める部分と染めない部分をはっきりと分けることで、デザイン性の高いヘアカラーを実現するテクニックです。髪の毛を部分的に染めたり、明るさを変えたり、色の組み合わせを楽しんだりと、その可能性は無限大。イメージ通りのヘアスタイルを手に入れたいという願いを叶えてくれる、まさに魔法の手法と言えるでしょう。 では、一体どのようにしてアルミホイルを使うのでしょうか? まず、染めたい部分の髪の毛を取り、アルミホイルの上に広げます。そして、その髪の毛に染料を丁寧に塗布していくのです。 アルミホイルを使うことで、染料が他の部分の髪の毛に付着するのを防ぎ、狙った部分だけを染めることができます。 また、アルミホイルは熱を伝える性質があるため、染料の浸透を促し、より鮮やかな発色を実現する効果も期待できます。 ホイルワークでできる髪型のバリエーションは実に豊富です。髪の毛全体に細かい筋状にハイライトを入れることで、立体感と動きを演出したり、部分的にブリーチをしてから別の色を重ねることで、個性的なグラデーションカラーを楽しむこともできます。さらに、内側の髪の毛だけを染めるインナーカラーも人気です。 ホイルワークは、高度な技術とセンスが求められるテクニックです。なりたいイメージや髪質、髪の状態に合わせて、最適な方法で行うことが大切なので、信頼できる美容師さんとじっくり相談しながら、あなただけの理想のヘアカラーを見つけてくださいね。