ネープ

カット手法

ヘアスタイルの基礎!セクションカットを解説

- セクションカットとは髪の毛を切る際、ただ全体の長さを揃えるだけではありません。より洗練されたスタイル、思い通りのシルエットを実現するためには、「セクションカット」と呼ばれるテクニックが欠かせません。セクションカットとは、ベースとなるヘアカットの後に行う、頭部を細かくパーツに分けてカットする方法のことです。例えば、頭頂部だけをふんわりさせたい、顔周りをスッキリさせたいといった要望を実現するために、部分ごとに毛束を分け、それぞれに適切なカットを施していきます。このテクニックを用いることで、髪型に立体感や動きが生まれ、より洗練された印象になります。トップにボリュームを出したい場合は、その部分を細かくセクション分けしてカットすることで、ふんわりとした仕上がりになります。逆に、サイドをタイトに抑えたい場合は、その部分を細かくセクション分けしてカットすることで、スッキリとした印象になります。さらに、セクションカットは、毛量調整にも役立ちます。毛量が多い部分を減らしたり、逆に少ない部分をカバーしたりすることで、全体のバランスを整え、扱いやすい髪型を作ることができます。このように、セクションカットは、ヘアスタイルに自然なボリュームや動きを与え、一人ひとりの骨格や髪質に合わせた理想のシルエットを実現するための重要なテクニックと言えるでしょう。
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ヘアスタイルの要!ネープで印象を自由自在に

髪型を決めるとき、顔の周りの印象や髪の長さに目が行きがちですが、実は「うなじ」と呼ばれる部分が全体のバランスを大きく左右します。「うなじ」とは、首の後ろの部分、髪の毛の生え際あたりを指す言葉です。そして、美容師の間では、このうなじの生え際から数センチ上の部分を「ネープ」と呼びます。 このネープ部分は、頭の形や首の長さ、毛の流れ方や生え方が一人ひとり異なるため、カットするのが難しい部分として知られています。そのため、美容師は、お客様のネープの特徴をしっかりと見極め、毛の長さや量、角度などを調整しながら、丁寧にカットしていく必要があります。 ネープのカット一つで、ショートカットやボブなどの短い髪型は、全く異なる印象になります。例えば、ネープの髪を短くカットすると、首筋がスッキリと見え、爽やかな印象になります。一方、ネープの髪を長めに残すと、女性らしい柔らかな印象になります。また、ネープの毛量を調整することで、頭の形をより美しく見せる効果もあります。 このように、ネープはヘアスタイル全体のバランスを左右する重要な部分です。美容師と相談しながら、自分にぴったりのネープを見つけてみましょう。
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知って得する!ヘアスタイルの基礎知識:デッドゾーンを制する

新しいヘアスタイルを決めるとき、顔周りの髪や前髪に目が行きがちです。もちろん、顔の印象を大きく左右する重要な部分ですが、後ろ姿まで気を配ってこそ、本当に洗練されたヘアスタイルと言えるでしょう。 そこで意識したいのが「デッドゾーン」と呼ばれる部分です。「デッドゾーン」とは、襟足や耳の後ろなど、毛髪の動きが表面に出にくいエリアのことを指します。 一見地味な印象かもしれませんが、デッドゾーンはヘアスタイル全体のバランスを左右する、まさに「影の立役者」ともいえる重要な部分です。例えば、デッドゾーンの髪が長すぎると、頭の形が悪く見えたり、重たい印象を与えてしまったりする可能性があります。反対に、短くしすぎると、全体のバランスが崩れ、まとまりのない印象になってしまうことも。 ヘアスタイルをオーダーする際には、デッドゾーンの扱いにも具体的なイメージを持つことが大切です。なりたいイメージを伝え、スタイリストと相談しながら、自分にぴったりのヘアスタイルを見つけましょう。