
知ってた?髪色の決め手、メラニンのひみつ
私たちが一人ひとり違う髪色をしているのは、メラニンという色素のおかげです。メラニンは、私たちの肌の色を決めるのと同じように、髪の色にも大きく関わっています。
メラニンには、黒色に近いユーメラニンと、黄色っぽいフェオメラニンの二種類があります。この二種類のメラニンの量や割合の違いが、黒髪や茶髪、金髪といった様々な髪色を作り出すのです。例えば、日本人に多い黒髪は、ユーメラニンが多く含まれているために黒く見えます。一方、金髪の人には、フェオメラニンが多く含まれています。
メラニンは、髪に色を与えるだけでなく、紫外線から髪を守るという大切な役割も担っています。メラニンは、紫外線を吸収することで、髪内部へのダメージを防いでくれます。そのため、メラニンの量が多い人ほど、紫外線によるダメージを受けにくいと言えます。
このように、メラニンは私たちの髪を彩りながら、同時に守ってくれる、髪にとって非常に重要な存在と言えるでしょう。