
乳化って?その重要性と方法をご紹介
- 乳化とは?
髪を染めた後、誰もが経験するあの工程、「乳化」。一体どんな意味があるのでしょうか?
乳化とは、カラーリング剤を洗い流す前に、お湯と混ぜ合わせることで、頭皮や髪に染み込んだカラー剤を浮き上がらせる作業のことです。
カラー剤を塗布した直後は、クリーム状のカラー剤がしっかりと髪を包み込み、色素が定着しやすい状態になっています。しかし、この状態のままでは、シャワーで洗い流しても、カラー剤はなかなか落ちてくれず、頭皮や髪に残ってしまう可能性があります。
そこで活躍するのが「乳化」です。
少量のお湯を髪全体にかけ、指の腹で優しく揉み込むように馴染ませることで、カラー剤と水が混ざり合い、白っぽく濁ってきます。この白濁こそが、乳化のサインです。
乳化によって、カラー剤は水に溶けやすい状態へと変化し、頭皮や髪から浮き上がりやすくなります。
乳化を丁寧に行うことで、カラー剤の残留を防ぎ、頭皮への負担を軽減することができます。
美しい髪色を長く楽しむためにも、乳化は欠かせない工程と言えるでしょう。