
知っておきたい!ケトコナゾールの基礎知識
- ケトコナゾールとは?
ケトコナゾールは、皮膚や爪など、体の様々な場所で起こる真菌感染症の治療に用いられるお薬です。真菌とは、いわゆるカビの仲間で、湿気のある暖かい場所を好みます。この真菌が増えすぎてしまうと、かゆみやかぶれ、赤みなどの症状を引き起こすことがあります。
ケトコナゾールは、真菌の細胞膜の生成を妨げることで、その増殖を抑えます。細胞膜は、人間で例えると、家を守る壁のような役割を果たしています。この壁が作れなくなると、真菌は生きていくことができなくなり、最終的には死滅します。
ケトコナゾールは、クリームやローション、シャンプーなど、様々な剤形で処方されます。症状や感染部位に合わせて、医師が適切な剤形や使用方法を指示しますので、自己判断で使用するのではなく、必ず医師の指示に従ってください。