
サラつや髪への必須工程!中間リンスの役割とは?
パーマや縮毛矯正は、思い通りのヘアスタイルを実現する人気施術です。どちらの施術も、薬剤を使って髪の内側に働きかけ、髪質を変化させるという共通点があります。この薬剤の働きを助けるために、施術の途中にリンスを行うことがあります。それが「中間リンス」です。中間リンスは、薬剤を洗い流すだけでなく、施術の効果を高めるために重要な役割を担っています。
パーマ施術の場合、中間リンスは主に1剤と2剤の間に使用します。1剤は髪の結合を切断して、柔らかくする役割を担い、2剤は切断した結合を再結合させて、ウェーブやカールを固定する役割を担います。中間リンスは、1剤をしっかりと洗い流すことで、2剤が髪の内部まで均一に浸透するのを助けます。また、残留アルカリを除去することで、髪への負担を軽減する効果もあります。
縮毛矯正の場合、中間リンスは薬剤の反応を調整するために使用します。縮毛矯正剤は、髪のくせを伸ばすために、髪の内部の結合を切断・再結合させる強い薬剤です。中間リンスは、薬剤の過剰な反応を抑え、髪へのダメージを軽減する役割を担います。また、薬剤を均一に洗い流すことで、仕上がりのムラを防ぐ効果もあります。
中間リンスは、一見地味な工程に思えるかもしれません。しかし、パーマや縮毛矯正において、美しい仕上がりと髪への負担軽減に大きく貢献しています。髪のプロである美容師は、お客様の髪質や施術内容に合わせて、最適なタイミングと方法で中間リンスを使用しています。