毛束

カット手法

美しいヘアスタイルの土台「パネル」

美容室で働く美容師たちは、お客様の髪を美しく整えるために、日々さまざまな専門用語を使っています。その中でも、「パネル」という言葉は、お客様にとっては少し聞き慣れない言葉かもしれませんね。 「パネル」とは、カットやカラーなど、施術を行う際に、お客様の髪をいくつかの束に分けて、その中の一つの毛束のことを指します。例えば、ショートヘアにカットする場合、後ろの髪を留めて、そこから施術に必要な量の毛束を取り出してカットしていきます。この時、取り出した毛束一つ一つが「パネル」です。 美容師は、この「パネル」をどのように取るか、どれくらいの量にするかによって、仕上がりのスタイルを大きく変えることができます。そのため、「パネル」の取り方は、美容師にとって、お客様の理想のヘアスタイルを実現するための、とても重要な技術の一つと言えるでしょう。
名称

ヘアスタイルの「ディティール」で差をつける!

「ディティール」という言葉、よく耳にしませんか? なんとなくお洒落なイメージはあっても、ヘアスタイルにおいて具体的に何を指すのか、いまいちピンとこない方もいるかもしれません。 例えば、素敵な洋服を見て「細部までこだわってるなぁ」と感じることはありませんか? ヘアスタイルでいう「ディティール」も、まさにそのような、全体の印象を左右するような細かな部分のことを指します。 洋服で例えるなら、ボタンや刺繍、ステッチなどの部分ですね。 ヘアスタイルでいう「ディティール」とは、具体的には、毛先の動きや束感、前髪の分け目、顔周りの髪の毛の流れ方などです。 これらの要素を少し変えるだけでも、ヘアスタイル全体の雰囲気は大きく変わります。 例えば、毛先に軽く動きを出すだけで、軽やかで華やかな印象になったり、前髪の分け目を変えるだけで、顔の印象をガラリと変えられます。 「なんとなくヘアスタイルが決まらない…」 「いつもと同じヘアスタイルなのに、何か違う…」 そんな時は、もしかしたら「ディティール」が足りていないのかもしれません。 美容師さんにヘアスタイルをオーダーする際に、「ディティール」を意識して伝えることで、より理想のイメージに近づけるはずです。
ヘアカラーの技法

カラーテストで理想の髪色を実現!

- カラーテストとは?髪を染める際、誰もが一度は「本当に思っていた色になるかな?」「髪に合わなかったらどうしよう…」と不安になるのではないでしょうか。カラーテストは、そんな不安を解消するために、実際に染める前に、仕上がりの色味を確認できる大切な工程です。具体的な手順としては、まず耳の後ろなど、目立ちにくい部分の髪の毛を少量束ねて取ります。その毛束に、これから使用したいカラー剤を塗布し、決められた時間置きます。時間になったら、お湯で洗い流し、ドライヤーで乾かします。この時、実際に染めた時と同じような仕上がりになるので、色の入り具合や明るさをしっかりと確認することができます。もしイメージと違っていた場合は、美容師と相談して、カラー剤の調整を行うことも可能です。カラーテストを行うことで、仕上がりのイメージの食い違いを防ぐだけでなく、頭皮への影響やアレルギー反応なども事前に確認することができます。安心してカラーリングを楽しむためにも、カラーテストは欠かせないプロセスと言えるでしょう。