
知って得する!永久染毛剤の仕組み
白髪染めとして多くの人が利用するヘアカラー剤は、正式には酸化染毛剤と呼ばれ、2種類の液剤を混ぜて使います。
1剤には、髪の毛の色を変える役割を担う酸化染毛料が含まれており、その主成分はジアミン系染料です。このジアミン系染料は、アルカリ剤の働きによって髪の内部まで浸透しやすくなることで、しっかりと染まり、色持ちも良くなります。また、1剤には、髪の毛のダメージを抑えるためのトリートメント剤も配合されています。
一方、2剤には、1剤に含まれる酸化染毛料を発色させるために必要な過酸化水素が含まれています。過酸化水素は、酸化染毛料と反応することで、髪の毛の色素を分解し、新しい色を作り出す役割を担います。2剤にも、髪の毛のダメージを軽減するためのトリートメント剤が含まれています。
このように、白髪染めは、2種類の液剤に含まれる成分がそれぞれ重要な役割を果たすことで、白髪を染めているのです。