美容用語

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「フォワード」ってどんな意味?

- フォワードとは「フォワード」は、髪型において「前側」または「前方に向かって」という意味で使われる言葉です。毎日のヘアセットをするとき、「髪をどちら側に流したいか」は重要なポイントになりますよね。 例えば、前髪を作っている場合、「フォワードに流す」とは、おでこの方向、つまり顔の前側に髪を流すことを意味します。反対に、後ろ側に髪を流す場合は「リバース」と呼びます。 フォワードとリバース、どちらの向きに髪を流すかによって、顔周りの印象は大きく変わります。フォワードに髪を流すと、若々しく爽やかな印象を与えます。一方、リバースは、大人っぽく落ち着いた雰囲気を演出します。 このように、フォワードは単に方向を指すだけでなく、ヘアスタイル全体の印象を決める重要な要素の一つと言えるでしょう。
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ヘアスタイルにおける『リバース』の解釈

美容院に行った時、「リバース巻きで」や「リバースアップにしてください」といった会話を見聞きしたことはありませんか? 普段、私たちが何気なく使っている「リバース」という言葉ですが、ヘアスタイルの世界では特別な意味を持ちます。なんとなくのイメージで使っている方も多いのではないでしょうか? 実は、「リバース」を理解することで、なりたいヘアスタイルをより明確に美容師さんに伝えることができます。そして、それはきっと、より満足のいく仕上がりへと繋がるはずです。 今回は、ヘアスタイルにおける「リバース」について、その意味や使い方を分かりやすく解説していきます。
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黄金比で叶える!バランス美人への近道

皆様は「黄金比」という言葉をご存知でしょうか?絵画や彫刻、建造物など、様々な芸術作品において、美しいとされている比率のことです。そして、実はこの黄金比は、人の顔や体にも当てはまり、美しさの基準の一つとされています。 今回は、数ある黄金比の中でも、特に重要とされる「ゴールデンポイント」について、分かりやすく解説していきます。 ゴールデンポイントは、顔のパーツの配置や大きさなどを決める際に、非常に重要な役割を果たします。例えば、眉毛や目、鼻、唇などの位置関係が黄金比に近づくほど、顔全体のバランスが整って見え、美しい印象を与えると言われています。 また、ゴールデンポイントはヘアスタイルにおいても、顔の形やパーツとのバランスを考慮する上で、欠かせない要素となります。前髪の長さや分け目、顔周りの髪の毛の流れ方などを調整することで、ゴールデンポイントを意識したヘアスタイルは、個々の魅力を最大限に引き出し、より洗練された印象を与えることができるのです。
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美容師が解説!知っておきたい「ケミカル」の基礎知識

美容室に行くと「ケミカル」という言葉を耳にすることがありますよね。なんとなく、薬剤や化学物質が使われているようなイメージを持つかもしれませんが、実際にはどのようなものを指すのでしょうか?今回は、美容師の立場から、この「ケミカル」について、分かりやすく説明していきます。 美容室で「ケミカル」と表現する場合は、一般的に、パーマ剤やカラー剤、縮毛矯正剤など、髪に化学的な変化を与える薬剤のことを指します。これらの薬剤には、髪の内部の構造を変化させて、ウェーブを出したり、色を変えたり、まっすぐにしたりする効果があります。 例えば、パーマ剤には、髪のタンパク質の結合を切断して、ロッドで巻いた形に再結合させることで、ウェーブを作る効果があります。カラー剤は、髪のメラニン色素を分解したり、新たな色素を髪の内部に定着させることで、髪を染める効果があります。縮毛矯正剤は、髪の内部の結合を切断し、アイロンの熱を加えながら再結合させることで、くせ毛をまっすぐに伸ばす効果があります。 これらのケミカルは、正しく使用すれば、私たちのなりたい髪型を実現するための、とても便利なものです。しかし、その一方で、使い方を誤ると、髪や頭皮にダメージを与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。美容師は、お客様の髪質や頭皮の状態、そしてなりたいイメージに合わせて、薬剤の種類や濃度、施術方法を調整しています。 安心してお任せいただけるよう、お客様にはどのような薬剤を使用するのか、なぜその薬剤を選んだのかを丁寧に説明するように心がけています。疑問があれば、遠慮なく質問してくださいね。
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意外と知らない?ぼんのくぼのお話

「ぼんのくぼ」という言葉、日常生活で耳にすることは少ないかもしれませんね。聞き慣れない響きで、一体体のどこのことを指すのか、想像もつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか? しかし実は、「ぼんのくぼ」は解剖学的に特別な名称があるわけではなく、昔から日本で親しみを込めて使われてきた言葉なんです。 「ぼんのくぼ」は、うなじの生え際にある、凹んだ部分のことを指します。髪をアップにした時や、首を傾げた時に、ふと目にするあのくぼみです。西洋では、この部分を「ヴィーナスのえくぼ」と呼ぶことがあります。 愛と美の女神であるヴィーナスに見立てて、美しいとされる体の部位につけられた名称の一つです。日本では「ぼんのくぼ」という言葉の響きからも、どこか可愛らしく、親しみを感じますね。 美容の世界では、うなじや肩のラインは、女性の美しさを際立たせる重要なパーツとされています。 特に「ぼんのくぼ」は、うなじのラインを美しく見せるだけでなく、着物姿や浴衣姿をより一層優雅に見せる効果もあります。 「ぼんのくぼ」、今日から少し意識して見てみませんか?
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カットの基礎知識!テンプルポイントってどこ?

美容院に行くと、美容師が使う専門用語が飛び交うことがありますよね。普段耳にしない言葉だと、どんな施術をされるのか不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、これらの専門用語は、美容師同士が円滑に意思疎通を図るために必要不可欠なものです。お客様とのカウンセリングでも、仕上がりイメージを共有するためには、いくつかの重要な専門用語を知っておくと便利です。 例えば、髪の長さを伝える際に使われる「ワンレングス」。これは、毛先の長さを揃えるカット技法のことで、段差のないスタイルを指します。一方、「グラデーション」は、段差を付けるカット技法です。襟足にいくにつれて短くなるようにカットすることで、首元をスッキリと見せる効果があります。また、「レイヤー」は、髪に動きを出すために、表面の髪を短くカットする技法です。軽やかな印象を与えたい場合に有効です。 カラーリングの際にも、様々な専門用語が使われます。「ハイライト」は、部分的に明るい色を入れることで、髪に立体感を与える技法です。「ローライト」は逆に、部分的に暗い色を入れることで、髪に陰影を付ける技法です。これらの技法を組み合わせることで、より複雑で奥行きのあるカラーリングを楽しむことができます。 美容師が使う専門用語は、お客様との認識の違いを防ぎ、より理想のヘアスタイルに近づくために必要なものなのです。
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ヘアスタイルの要!ヘムラインを理解して理想のスタイルへ

- ヘムラインとは 衣服の縁取りを表す言葉として使われてきた「ヘムライン」。近年では、ヘアスタイルにおいても、顔周りの印象を左右する重要な要素として注目されています。 髪型のヘムラインは、大きく分けて三つあります。一つ目は、「生え際のライン」です。これは、生まれつきのものであり、一人ひとり異なります。二つ目は、「カットで作るライン」です。美容師の技術によって、毛先の長さや量を調節することで、様々なラインを生み出すことができます。そして三つ目は、「セット後にできるライン」です。スタイリング剤やヘアアイロンなどを使用することで、髪の毛の流れや動きをコントロールし、思い通りのラインを作り出すことが可能です。 これらのヘムラインを意識することで、ヘアスタイル全体のバランスを整えることができます。例えば、丸顔の人は、サイドの髪を短くカットして縦長のラインを強調することで、顔の長さをカバーすることができます。また、面長の人は、前髪を作ったり、サイドにボリュームを出したりすることで、顔の縦の長さを緩和することができます。 このように、ヘムラインは、顔型や髪質、そしてなりたいイメージに合わせて、自在にデザインすることができます。そして、ヘムラインを意識したヘアスタイルは、洗練された印象を与え、おしゃれ度を格段に向上させてくれるでしょう。
カット手法

ブロッキングで変わる!サロン仕上がりの秘訣

- ブロッキングとは?美容室で、美容師さんがカットやカラーの前に髪をいくつかの束に分けているのを見たことはありませんか? あの作業こそが「ブロッキング」です。 髪を留めるためにヘアクリップやヘアゴムを使い、髪をいくつかの束に分けていきます。分けられた髪の束は「ブロック」と呼ばれ、このブロックを作る作業をブロッキングと呼びます。一見、単純作業のように思えるかもしれませんが、ブロッキングはカットやカラー、パーマなど、美容室での施術において非常に重要な役割を担っています。ブロッキングを丁寧に行うことで、施術の仕上がりに大きな差が生まれます。 例えば、カットの場合、ブロッキングによって毛流れや毛量を正確に把握することができます。そのため、仕上がりのイメージを共有しやすくなるだけでなく、左右のバランスが崩れたり、切りすぎたりする失敗を防ぐことができます。また、カラーの場合も、ブロッキングによって染めムラを防ぎ、均一で美しい発色を実現することができます。ブロッキングは、カットやカラー、パーマなど、あらゆる施術の土台と言えるでしょう。美容師は、お客様一人ひとりの骨格や髪質、なりたいイメージに合わせて、適切なブロッキングを行っています。