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ヘアカラーの色

髪色の印象を決める「明度」って?

髪の色を選ぶ時、色味の他に「明るさ」も重要な要素です。例えば、同じ赤色でも、明るい赤色と暗い赤色では、全く印象が異なります。 この色の明るさを表すのが「明度」です。明度は、色を白から黒までの無彩色(白、灰色、黒)の段階で表したものです。 明度は、色の鮮やかさや派手さにも影響を与えます。 明るい色ほど明度は高く、反対に暗い色ほど明度は低くなります。 例えば、同じ赤でも、明るい赤は明度が高く、暗い赤は明度が低くなります。 明度を意識することで、なりたいイメージに近づけたり、肌の色に合った髪色を選ぶことができます。 髪の色を少し変えるだけでも、印象は大きく変わります。 ぜひ、美容師と相談しながら、自分にぴったりの髪色を見つけてください。
髪質

知ってた?髪色の決め手、メラニンのひみつ

私たちが一人ひとり違う髪色をしているのは、メラニンという色素のおかげです。メラニンは、私たちの肌の色を決めるのと同じように、髪の色にも大きく関わっています。 メラニンには、黒色に近いユーメラニンと、黄色っぽいフェオメラニンの二種類があります。この二種類のメラニンの量や割合の違いが、黒髪や茶髪、金髪といった様々な髪色を作り出すのです。例えば、日本人に多い黒髪は、ユーメラニンが多く含まれているために黒く見えます。一方、金髪の人には、フェオメラニンが多く含まれています。 メラニンは、髪に色を与えるだけでなく、紫外線から髪を守るという大切な役割も担っています。メラニンは、紫外線を吸収することで、髪内部へのダメージを防いでくれます。そのため、メラニンの量が多い人ほど、紫外線によるダメージを受けにくいと言えます。 このように、メラニンは私たちの髪を彩りながら、同時に守ってくれる、髪にとって非常に重要な存在と言えるでしょう。
髪質

髪の芯になる話 メデュラを知ろう!

毎日鏡で見ている自分の髪ですが、実は3つの層でできていることをご存知ですか?一番外側にあるのがキューティクル、その内側にあるのがコルテックス、そして中心にあるのがメデュラと呼ばれる部分です。キューティクルは髪の表面を覆う、まるで鎧のような存在です。私達の髪を紫外線などの外的刺激から守ったり、ツヤを保ったりする役割を担っています。キューティクルが傷つくと、髪のパサつきや枝毛の原因になってしまうこともあります。コルテックスは髪の毛の大部分を占める、例えるなら家の柱のような存在です。髪の毛の強度や弾力を左右する重要な役割を担っています。この部分がダメージを受けると、切れ毛や枝毛が増えたり、髪のハリやコシが失われてしまう原因になります。そして、今回注目したいのがメデュラです。メデュラは髪の毛の中心に位置する、例えるなら家の大黒柱のような存在です。まだその役割は解明されていない部分も多いのですが、髪の毛の太さや硬さに関係していると言われています。 このように、髪の毛は3つの層から成り立っており、それぞれの層が重要な役割を担っています。それぞれの役割を知ることで、より効果的なヘアケア方法を見つけることができるはずです。
ヘアカラーの技法

個性を彩るメッシュの魅力

- メッシュとは? メッシュとは、ベースとなる髪色とは異なる色を部分的に加えることで、髪に立体感と個性を出すカラーリング技術です。ベースの色と異なる色を混ぜることで奥行きが生まれ、一色染めよりも動きのある軽やかな印象になります。 髪全体を染めるのに抵抗がある方でも、メッシュなら部分的に色を入れるので、大胆なカラーチェンジも気軽に楽しめます。例えば、明るい色に挑戦してみたいけれど、派手になりすぎるのは不安という方は、毛先だけにメッシュを入れることで、さりげなく個性を表現できます。 メッシュの魅力は、色の組み合わせ方や入れる場所、入れる量によって、自分だけのオリジナルデザインを作れる点にあります。 また、メッシュは、髪の毛を束にしてから染めるため、動きに合わせて色の見え方が変化するのも魅力の一つです。歩くたびに、髪を揺らすたびに、異なる表情を見せてくれます。