「テ」

カット手法

ヘアスタイルの設計図、展開図とは?

聞きなれない言葉かもしれませんが、美容室で使う「展開図」とは、お客様が思い描く理想のヘアスタイルを形にするための、いわば設計図のようなものです。家を建てる際に設計図が欠かせないのと同じように、ヘアスタイルにおいても完成形を具体的にするためのガイドが必要となるのです。この展開図があることで、美容師はカットの行程を明確に理解し、お客様一人ひとりの骨格や髪質に合わせた、より正確で美しいカットを実現することができるようになります。例えば、お客様が「ショートヘアにしたいけれど、ボーイッシュになりすぎるのはちょっと…」と悩んでいたとします。このような場合、言葉だけでイメージを共有しようとしても、なかなか難しいものです。しかし、展開図があれば、仕上がりの髪の長さや毛流れ、ボリュームなどを具体的に示すことができます。お客様は完成イメージを掴みやすくなり、美容師との認識のズレも少なくなります。展開図は、お客様と美容師の架け橋となるコミュニケーションツールとしての役割も担っています。お客様が漠然とイメージしているヘアスタイルを、具体的な形にするための共通認識を生み出すことができるのです。安心して施術を任せられるという安心感にもつながります。このように、展開図は、お客様が本当に満足できるヘアスタイルを実現するために、そして、お客様と美容師の良好なコミュニケーションを生み出すために、非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。
パーマ

低温デジタルパーマで叶える、ダメージレスな美しいカール

- 話題の低温デジタルパーマとは? 近年、美容業界で注目を集めているのが「低温デジタルパーマ」です。 従来のデジタルパーマは、高温で熱処理を行うことでカールを形成するのが主流でした。 しかし、高温での施術は髪への負担が大きく、ダメージが気になるという声も少なくありませんでした。 そこで登場したのが、低温デジタルパーマです。 低温デジタルパーマは、その名の通り、低い温度で施術を行います。 具体的には、従来のデジタルパーマが80度〜100度で熱処理を行うのに対し、低温デジタルパーマは40度〜50度という低温で熱処理を行います。 この温度の違いが、髪への負担を大きく軽減します。 低温で施術を行うことで、髪内部の水分を保持したままカールを形成することができるため、パサつきやゴワつきの少ない、しっとりとした自然な仕上がりが期待できます。 また、従来のデジタルパーマに比べて、カールが長持ちするのも特徴です。 低温デジタルパーマは、ダメージを気にしている方や、自然なカールを求める方におすすめの施術です。
縮毛矯正

低温ストレートで自然な美髪を手に入れよう

- 話題の低温ストレートとは 近年、美容業界で注目を集めているのが「低温ストレート」です。 縮毛矯正をかけたいけれど、髪へのダメージが気になるという方は多いのではないでしょうか。 従来の縮毛矯正とは異なり、髪への負担を抑えながら、自然なストレートヘアを実現できることから、多くの人々に支持されています。 一体どのような施術なのか、詳しく見ていきましょう。 従来の縮毛矯正は、薬剤を髪に塗布した後、約180℃の高温のアイロンを使って施術を行うのが一般的でした。 しかし、高温のアイロンを使用することで、髪内部のタンパク質が変性し、パサつきや枝毛などのダメージの原因となっていました。 一方、低温ストレートは、薬剤の成分や施術方法を改良することで、180℃の高温アイロンを使わずに施術を行うことを可能にしました。 約140~160℃の低温アイロンを使用することで、髪への負担を軽減し、より自然なストレートヘアを実現できます。 また、低温ストレートは、従来の縮毛矯正に比べて、施術時間が短いというメリットもあります。 忙しい方でも、気軽に施術を受けられるでしょう。 低温ストレートは、従来の縮毛矯正のデメリットを克服し、自然なストレートヘアを実現できる、画期的な施術方法と言えます。
名称

ヘアセットの強い味方!デンマンブラシを使いこなそう

- デンマンブラシとはデンマンブラシは、イギリスのデンマン社が生み出したヘアブラシです。会社の創業者であるジャック・デンマン氏の名前が、そのままブランド名として世界中に知れ渡っています。特徴は、クッション性が高いゴム製の土台に、ナイロン製のピンが均等な間隔で植え込まれている点です。一般的なヘアブラシはピンが硬いものが多いですが、デンマンブラシは土台に弾力があるので、頭皮に心地よい刺激を与えながらブラッシングできます。また、この独特な構造のおかげで、ブローやスタイリングをする際にしっかりと髪を捉え、思い描いた通りのヘアスタイルを作ることができます。特に、くせ毛や髪の毛量が多い方は、デンマンブラシを使うことで、ブローの時間短縮や、髪の毛のまとまり感アップを実感できるでしょう。また、髪の毛を梳かすだけでなく、頭皮マッサージにも使える点が、多くの人に支持されている理由の一つと言えるでしょう。
AGA

AGA治療薬「ザガーロ」とその有効成分デュタステリドについて

近年、男性の間で深刻な悩みとして増加しているのが、男性型脱毛症(AGA)です。AGAは、男性ホルモンの影響によって引き起こされる脱毛症で、成人男性のおよそ3人に1人が悩んでいると言われています。薄毛が進行すると、見た目の印象を大きく左右し、自信の喪失にも繋がることがあります。 このような深刻なAGAの治療薬として注目されているのが「デュタステリド」です。デュタステリドは、AGAの原因となる男性ホルモンの働きを抑制する効果があり、抜け毛を減らし、発毛を促進する効果が期待できます。デュタステリドは、医療機関で処方される治療薬です。AGAの進行を食い止めたい、薄毛を改善したいと考えている方は、医療機関を受診し、医師に相談の上、適切な治療を受けるようにしましょう。 AGAは進行性の病気であるため、早期に治療を開始することが重要です。自己判断で市販薬を使用したり、治療を中断したりせずに、医師の指導に従って、根気強く治療を続けることが大切です。
シャンプー

髪と頭皮のデトックスですっきりリフレッシュ!

- デトックスとは?「デトックス」という言葉は、最近よく耳にするようになりましたね。ダイエットや健康法と結びつけて考えられることが多いですが、本来は体内に蓄積された有害物質を排出することを意味します。私たちの体は、呼吸や食事など、生きていく上で欠かせない活動を通して、常に不要なものを取り込んでいます。さらに、ストレスや不規則な生活習慣も、体に負担をかけ、老廃物を溜め込む原因となります。こうした老廃物が体内に蓄積されると、疲労感や肌荒れ、免疫力の低下など、様々な不調につながると考えられています。そこで、体に溜まった老廃物を積極的に排出しようというのが「デトックス」の考え方です。デトックスの方法としては、食事や運動、サウナなどが挙げられます。最近では、髪や頭皮に溜まった汚れを落とす「ヘッドスパ」も、デトックス効果があると注目されています。健康的な美しさは、体の内側から作られます。デトックスを通して、心身ともに健やかな状態を目指しましょう。
名称

知って得する!ヘアスタイルの基礎知識:デッドゾーンを制する

新しいヘアスタイルを決めるとき、顔周りの髪や前髪に目が行きがちです。もちろん、顔の印象を大きく左右する重要な部分ですが、後ろ姿まで気を配ってこそ、本当に洗練されたヘアスタイルと言えるでしょう。 そこで意識したいのが「デッドゾーン」と呼ばれる部分です。「デッドゾーン」とは、襟足や耳の後ろなど、毛髪の動きが表面に出にくいエリアのことを指します。 一見地味な印象かもしれませんが、デッドゾーンはヘアスタイル全体のバランスを左右する、まさに「影の立役者」ともいえる重要な部分です。例えば、デッドゾーンの髪が長すぎると、頭の形が悪く見えたり、重たい印象を与えてしまったりする可能性があります。反対に、短くしすぎると、全体のバランスが崩れ、まとまりのない印象になってしまうことも。 ヘアスタイルをオーダーする際には、デッドゾーンの扱いにも具体的なイメージを持つことが大切です。なりたいイメージを伝え、スタイリストと相談しながら、自分にぴったりのヘアスタイルを見つけましょう。
パーマ

デジタルパーマ:長持ちとスタイリングのしやすさが魅力

- デジタルパーマとは? デジタルパーマは、その名の通りデジタル技術を駆使したパーマの一種です。従来のパーマと大きく異なる点は、薬剤だけでなく熱を利用してかけるという点です。 従来のパーマは、主に薬剤の力で髪の毛の結合を切断し、ロッドで髪を巻きつけ固定することでウェーブを作っていました。一方、デジタルパーマは、髪に専用の薬剤を塗布した後、熱を加えることで髪内部のタンパク質に作用し、カールを形成します。この熱処理によって、コテで巻いたような、より自然で弾力のあるカールを作ることが可能になりました。 また、デジタルパーマは形状記憶効果が高いのも特徴です。一度カールが形成されると、髪を洗って乾かすだけでも自然なウェーブが復活するため、朝のスタイリングが格段に楽になります。忙しい朝でも簡単にヘアスタイルが決まるのは、デジタルパーマの魅力と言えるでしょう。
名称

ヘアスタイルの「ディティール」で差をつける!

「ディティール」という言葉、よく耳にしませんか? なんとなくお洒落なイメージはあっても、ヘアスタイルにおいて具体的に何を指すのか、いまいちピンとこない方もいるかもしれません。 例えば、素敵な洋服を見て「細部までこだわってるなぁ」と感じることはありませんか? ヘアスタイルでいう「ディティール」も、まさにそのような、全体の印象を左右するような細かな部分のことを指します。 洋服で例えるなら、ボタンや刺繍、ステッチなどの部分ですね。 ヘアスタイルでいう「ディティール」とは、具体的には、毛先の動きや束感、前髪の分け目、顔周りの髪の毛の流れ方などです。 これらの要素を少し変えるだけでも、ヘアスタイル全体の雰囲気は大きく変わります。 例えば、毛先に軽く動きを出すだけで、軽やかで華やかな印象になったり、前髪の分け目を変えるだけで、顔の印象をガラリと変えられます。 「なんとなくヘアスタイルが決まらない…」 「いつもと同じヘアスタイルなのに、何か違う…」 そんな時は、もしかしたら「ディティール」が足りていないのかもしれません。 美容師さんにヘアスタイルをオーダーする際に、「ディティール」を意識して伝えることで、より理想のイメージに近づけるはずです。
カット手法

「繋げない」が鍵?今どきヘアの秘密兵器、ディスコネクション

近年、個性的なヘアスタイルが流行する中で、「ディスコネクション」という言葉を耳にする機会が増えましたね。少し聞き慣れない言葉に、難しそうだと感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は皆さんがよく知る「ツーブロック」もディスコネクションの一種なのです。つまり、ディスコネクションは決して特別な技術ではなく、私たちにとって身近な存在なのです。 簡単に言うと、ディスコネクションとは、髪をいくつかのブロックに分けてカットする際に、それぞれの境目をぼかさずに、あえて段差を作るテクニックのことです。例えば、サイドを短く刈り上げたツーブロックの場合、上の髪と刈り上げた部分の境目がはっきりとした段差になっていますよね。これがディスコネクションの特徴です。 従来のヘアスタイルでは、髪全体の繋がりを重視し、段差が目立たないようにカットするのが一般的でした。しかし、ディスコネクションを取り入れることで、ヘアスタイルにメリハリが生まれ、動きや立体感を表現することができます。また、顔周りの髪にディスコネクションを施すことで、小顔効果も期待できます。 このように、ディスコネクションは、ヘアスタイルに個性や遊び心を加えたい方におすすめのテクニックです。興味のある方は、ぜひ一度担当の美容師に相談してみて下さい。
名称

カットの基礎知識!テンプルポイントってどこ?

美容院に行くと、美容師が使う専門用語が飛び交うことがありますよね。普段耳にしない言葉だと、どんな施術をされるのか不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、これらの専門用語は、美容師同士が円滑に意思疎通を図るために必要不可欠なものです。お客様とのカウンセリングでも、仕上がりイメージを共有するためには、いくつかの重要な専門用語を知っておくと便利です。 例えば、髪の長さを伝える際に使われる「ワンレングス」。これは、毛先の長さを揃えるカット技法のことで、段差のないスタイルを指します。一方、「グラデーション」は、段差を付けるカット技法です。襟足にいくにつれて短くなるようにカットすることで、首元をスッキリと見せる効果があります。また、「レイヤー」は、髪に動きを出すために、表面の髪を短くカットする技法です。軽やかな印象を与えたい場合に有効です。 カラーリングの際にも、様々な専門用語が使われます。「ハイライト」は、部分的に明るい色を入れることで、髪に立体感を与える技法です。「ローライト」は逆に、部分的に暗い色を入れることで、髪に陰影を付ける技法です。これらの技法を組み合わせることで、より複雑で奥行きのあるカラーリングを楽しむことができます。 美容師が使う専門用語は、お客様との認識の違いを防ぎ、より理想のヘアスタイルに近づくために必要なものなのです。
ヘアスタイル

ヘアスタイルの決め手! テンションを制する者は髪を制す

「テンションかけて引っ張りますね」 美容院でこんな言葉を耳にしたことはありませんか? 美容師がよく使う「テンション」という言葉ですが、実は仕上がりのスタイルを大きく左右する重要な要素です。 今回は、普段あまり意識することのない「テンション」について詳しく解説していきます! 美容師が使う「テンション」とは、髪を引っ張る強さのことを指します。 カットやブロー、ストレートパーマなど、あらゆる施術において重要な役割を担っています。 例えば、髪を強く引っ張ってカットすると、髪が短く感じたり、仕上がりが軽くなったりします。 逆に、弱く引っ張ってカットすると、長さを残せたり、重さを残した仕上がりになったりします。 ブローやストレートパーマでは、テンションのかけ方によって、仕上がりのボリュームやカールの強さが変わってきます。 強く引っ張ると、ボリュームを抑えたストレートヘアに、弱く引っ張ると、ふんわりとしたカールヘアに仕上がります。 このように、テンションは仕上がりのイメージを大きく左右する要素の一つです。 なりたい髪型を伝える際には、「軽くしたい」「ふんわりとさせたい」など、具体的なイメージを伝えるようにしましょう。 美容師は、髪の状態やなりたいイメージに合わせて、適切なテンションで施術を行います。 しかし、自分の髪質や普段のスタイリング方法を理解しておくことで、より満足のいく仕上がりを得られるはずです。
育毛

テストステロンと髪の毛の関係

- テストステロンとは テストステロンは、男性ホルモンと呼ばれるホルモンの一種で、男性らしい体つきや体毛の成長、筋肉の発達などに深く関わっています。 思春期を迎えると、男性の体内ではテストステロンの分泌量が急激に増加し始めます。 このホルモンの影響によって、声変わりが始まったり、髭が生えてきたりと、いわゆる「男性らしい特徴」が現れてくるのです。 しかし、テストステロンは男性だけに存在するホルモンではありません。 女性も少量ながらテストステロンを分泌しており、健康な体と心の維持に欠かせない役割を担っています。 例えば、女性においても、テストステロンは骨の健康を維持したり、筋肉量を調整したり、気分を高めたりするなど、様々な働きをしています。 このように、テストステロンは男性らしさを形作るだけでなく、男女共に健康な生活を送る上で非常に重要なホルモンと言えるでしょう。
名称

ヘアアレンジの必需品! テールコームを使いこなそう

- テールコームってどんなクシ? テールコームとは、その名の通り、細くてとがった持ち手部分(テール)が付いたクシのこと。リングコームと呼ばれることもあります。 このテール部分が、美容師のヘアスタイリングにおいて、さまざまな場面で活躍します! 例えば、髪の毛を細かくブロッキングする際にとても便利です。細かいテール部分を使えば、ミリ単位で正確に髪を分け取ることができ、複雑なヘアアレンジや、きっちりとしたスタイルを作る際に役立ちます。 また、テール部分は逆毛を立てる際にも力を発揮します。持ち手とは反対側の櫛部分を頭皮に軽く当て、テール部分を使って上に引き出すように梳かすことで、自然でふんわりとしたボリュームを出すことができます。 さらに、ヘアアレンジの仕上げにもテールコームは欠かせません。きっちりとしたまとめ髪にしたい時は、テール部分の先端を使って、飛び出ている細かい毛をまとめたり、分け目を整えたりすることができます。逆に、ルーズなまとめ髪にしたい時は、テール部分で髪を引き出して、無造作感を出すことも可能です。 このように、テールコームは、プロのヘアスタイリングにおいて、1本で何役もこなす、まさに万能選手と言えるでしょう!